koji3776のブログ

2022年入院 50代 高次脳機能障害 1年8ヶ月ぶりに会社復帰

麻酔うつ。寝る、終わる。起きる。

 いつも通り。朝は5時前に起きる。

今日は9時から手術で夕方に終わる予定。

青い手術着の、V字を前にして頭から被った。帽子も付けて病室のベッド脇に座っていた。看護師さんに「うしろまえ、違うよ!」って言われた。V字がうしろ。背中がVの字に大きく開く。心臓の手術ってそうなるんか。

歩けるけど車椅子に座って移動。手術が終わったら、帰りは寝てるから動けない。

家内と手術室へ行く。

途中、執刀の先生の一人と、エレベータで一緒になった。廊下を談笑しながら歩く。先生が自動ドアのボタンを足下で押して開ける。「奥さんはここまでなので、お待ち下さい。」と。

先生と二人で一緒にはいった。「行ってらっしゃーい。頑張って〜」何回も背中を押されて見送られる。

ま、先生達が頑張るんやけど。

まず、入ったところに広い広い大きな部屋がある。自分たちが30人くらい居たんだけど、それが6組くらい入れる。他のチームもいた。

自分のチームのグループごとに全員とあいさつする。それぞれの代表者が、○○担当の◻︎◻︎です。順々に言う。知っている先生が多い。

手術台に寝転がる。手際良く口にチューブを付けられる。口のチューブが鬱陶しい。息をする。麻酔の気体も入ってくるだろう。麻酔に抵抗して起きててやろうと思った。手順を話しているのを聞きながら作業をみる。周りは忙しそう。腕の点滴経由でも麻酔薬が入ってくる。

いつものお兄さんが言う。三つ数えたら眠りますよ~。

催眠術にかかった事はない。

半開きの口のチューブが少ししんどい。

とかは考える間もない

1,2,3・・・その後は、7時間以上、何も覚えていない。

全く、何も、無い。

等伯以上に何も無い。

 

仮にこのまま死んだら、

痛く無い、怖く無い、死んだとかも無い。

何も無い。全く何も無い。

(おわり)

 

 

 

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部屋に置いていってたやろ。ポスターの本。

あれで長谷川さん思い出したわ。