koji3776のブログ

2022年入院 50代 高次脳機能障害 1年8ヶ月ぶりに会社復帰

チャートは長期も見たほうがいい

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 世界最大の機関投資家であるGPIF(日本の年金)は226兆円を運用している。運用割合は上図の通り、国内株、外株、国内債、外債に1/4ずつ投資している。 

 過去には国内債が7割を占める時もあった。日本は20年以上ゼロ金利なので国内債が多いほどあまり増えないし、減りもしない。債券を減らして株を増やした時は、リスクを取りすぎだとか、損したら誰が責任を取るんだ!とか言われた。

 現在の運用収益は下図の通り。

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 2001年度以降で年率3.99%でまわっている。132兆増えて224兆円になった。棒グラフが四半期ごとの収支、折線が累積。2007〜08年はリーマンショックでマイナスが多い。

 

 下図は4資産(国内株、外株、国内債、外債)の2000年からのパフォーマンス。

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 先週から日経平均が30ぶりの高値更新と盛り上がっている。その日本株が薄い赤色。濃い赤(海外株)はすでに高値を更新している。先行して値上がりしている。

 52年間の4資産の成果は下図の通り。

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 よく失われた30年と言われる。グラフにも表れている。

 4資産のグラフは対数グラフになっている。左端の縦軸の目盛りは注意してみないといけない。株価はグラフ以上に値上がりしている。まぁ過去に起こったことなんだけど。

 

 GPIFのグラフは良心的。

グラフなんてのは、見せる側によって、恣意的に魅せることができる。期間や目盛りを操作して、どうとでも印象を変えることが出来る。対応策の一つとして、超長期のチャートも見たほうがいいと思う。