koji3776のブログ

2022年入院 50代 高次脳機能障害 1年8ヶ月ぶりに会社復帰

昨日はコンサート

 昨晩はNHKホールでコンサート。2時間立ちっぱなしで、照明もバチバチてんかんを一回やった身でも大丈夫だった。右脚も老化を加味すると問題はなし。

 ホールに入った所には原色の人が、ちらほらいた。赤い学ランに漢字で大きくアイドルの名前を書いているお兄さんが1番、目立っていた。

 エレベーターに乗り、会場に入った。上着を脱いだ周りは原色が増えた。中にはステージまで届きそうな、デカい文字で名前を書いているTシャツを着ている人もいた。

 8割が男で、明らかに中年が多い。前列の三人シートもおじさんで、電車の中で会ったら、なんの変哲もない普通の人。3人はお互い座ってから気づいたようで「お〜」と軽く挨拶をしていた。そして皆、無言でリュックからサイリウムを出した。右のおじさんは赤。真ん中は緑。左端の人は、2本ずつ合計4本を両手で持ち、青く光らせていた。その彼はすこし長髪で、髪が薄い。

 後方からは「〇〇〜!」野太い叫び声。たまに女子の「⬜︎⬜︎ちゃ〜ん!可愛い!」って声も聞こえる。2割くらいが女の子。

 そうこうしているうちに、いよいよライブが始まる。ステージには、この前まで中学生だった娘から、25才の女の子まで14人いる。

 前列のおじさん3人は、気がたかぶって別人のようになった。うしろから見ても興奮しているのがわかる。4本持ちの彼は、自分の限られたスペースをフルに使って、髪を振り乱して踊っている。ステージとシンクロしている。席で、こじんまりだが最大限に踊りまくっている。彼を解き放つと、どうなるんだろう?と少し思った。おそらく家ではDVDを見ながら完コピが出来るはず。

 皆が声を揃えて「お〜!。お〜!。」とか「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」と叫ぶ。前の長髪も半回転とか、しながら踊り狂う。ステージが肩を組んだ時は前列3人のおっさん達も肩を組んで、左右に大きく揺れていた。皆が、娘。達の歌声と一体化する。ひとつになる・・・

 2時間でライブは終わった。

1階への帰りのエスカレーター。皆、一転して無言。別人の様に無口。電車に乗ると周りに溶け込んでいく。もうわからない。そして、それぞれの場所に戻っていく。

 

 家内と次女ちゃんは橿原のイオンまで行った。グループの一人が奈良県民。その子の写真を撮りに行った。皆、人それぞれ。