昨日、長男が卒業証書をバイクに積んで帰ってきた。4月から院に行く。夕方は、お祝いでおばあちゃんと一緒に近所の居酒屋へ。
高次脳機能障害5
昨年の夏、障害者職業センターに3ヶ月通っていた。途中で初テンカンによる救急車を挟んだので予定が一月ほど伸びた。
初めて、センターに下見に行った翌日のこと。病気前なら間違わなかったが、駅を降りて逆方向に行きかけて、戻った。そして、手前の違うビルに入った。違和感があったので、そのビルの警備員に聞いたところ、隣のビルが正解だった。途中、少しだけ焦った。健康的に慌てた。パニックに陥る人の話を見聞きすることがあった。程度の差こそあれ、これでパニックになるのもわかると実感した。私の場合、良いか悪いか、遅れてもいいわと思って行ったので焦らなかった。そうじゃない人は大変。時間にキッチリしてる人はパニックになるのがわかる。病気前はパニックの意味をわかったつもりだったけど、今はもう少しわかる。
リハビリ病院では「もし、ここが野生の王国だったら、自分みたいな遅いのは、すぐやられるやろうな」と冗談を言っていた。話が飛ぶのは後遺症か元々なのかはわからない。
産業医は病気後、半年で脳の回復は固定すると言っていた。リハビリの先生たちはすごい怒っていた。
私は、それはそれで良いかも。横ばいがずっと続くなんて、良いかもしれない。まぁ年齢によるなと思った。脳が固定して良しとする人もいるだろうし、ヤダって言う言う人もいる。
職場復帰して半年たった。先週異動もあった。良い環境に居る。
高次脳機能障害3
知能指数テストでも作業動作が遅いまま戻らなかったので、色んな事が遅くなったと確認できた。
復帰前、自分に関わることがスローモーションに見えた。特に脚は自他共にスローモーションに見える錯視のようなことがあった。平日に公園に行っていたこともあり、いっそう時間がゆっくり流れていたことも影響したかもしれない。利き足が遅くなったということは、それに応じて様々なところが遅くなる。
また、復帰後の六連エスカレーターでは他人の胴体が切れているように見える事があった。先週は目の前の用紙の段が見えづらかった。どこに名前、どこに住所、どこに番号を書けばいいのか?のような感じだった。久しぶりに自覚して面白かった。
まぁ一時的なもので大したことはない。
人によっていろんな症状がある。病識の欠如もその一つ。自分のこともゆっくりとわかってくると思う。人と自分を比べてわかってくる。元部下は「復帰すると欲が湧く」と言っていた。まだそこには行けない。