koji3776のブログ

2022年入院 50代 高次脳機能障害 1年8ヶ月ぶりに会社復帰

高次脳機能障害5

 昨年の夏、障害者職業センターに3ヶ月通っていた。途中で初テンカンによる救急車を挟んだので予定が一月ほど伸びた。

 初めて、センターに下見に行った翌日のこと。病気前なら間違わなかったが、駅を降りて逆方向に行きかけて、戻った。そして、手前の違うビルに入った。違和感があったので、そのビルの警備員に聞いたところ、隣のビルが正解だった。途中、少しだけ焦った。健康的に慌てた。パニックに陥る人の話を見聞きすることがあった。程度の差こそあれ、これでパニックになるのもわかると実感した。私の場合、良いか悪いか、遅れてもいいわと思って行ったので焦らなかった。そうじゃない人は大変。時間にキッチリしてる人はパニックになるのがわかる。病気前はパニックの意味をわかったつもりだったけど、今はもう少しわかる。

 リハビリ病院では「もし、ここが野生の王国だったら、自分みたいな遅いのは、すぐやられるやろうな」と冗談を言っていた。話が飛ぶのは後遺症か元々なのかはわからない。

 産業医は病気後、半年で脳の回復は固定すると言っていた。リハビリの先生たちはすごい怒っていた。

 私は、それはそれで良いかも。横ばいがずっと続くなんて、良いかもしれない。まぁ年齢によるなと思った。脳が固定して良しとする人もいるだろうし、ヤダって言う言う人もいる。

 職場復帰して半年たった。先週異動もあった。良い環境に居る。

f:id:Koji3776:20240404074446j:image

高次脳機能障害4

 f:id:Koji3776:20240402073725j:image

 知るということは良い塩梅とか、いい加減がいい。

 向上する時は少しずつなので自分でも気付きにくい。まぁ、向上しているので良い。

 反対に、落ちた時、落ちていく時にでも笑っていられる人は本当にすごいかもしれない。

f:id:Koji3776:20240402073730j:image

今は6時前に日の出。

 

 

高次脳機能障害3

 f:id:Koji3776:20240331102435j:image

 知能指数テストでも作業動作が遅いまま戻らなかったので、色んな事が遅くなったと確認できた。

 復帰前、自分に関わることがスローモーションに見えた。特に脚は自他共にスローモーションに見える錯視のようなことがあった。平日に公園に行っていたこともあり、いっそう時間がゆっくり流れていたことも影響したかもしれない。利き足が遅くなったということは、それに応じて様々なところが遅くなる。

 また、復帰後の六連エスカレーターでは他人の胴体が切れているように見える事があった。先週は目の前の用紙の段が見えづらかった。どこに名前、どこに住所、どこに番号を書けばいいのか?のような感じだった。久しぶりに自覚して面白かった。

 まぁ一時的なもので大したことはない。

 人によっていろんな症状がある。病識の欠如もその一つ。自分のこともゆっくりとわかってくると思う。人と自分を比べてわかってくる。元部下は「復帰すると欲が湧く」と言っていた。まだそこには行けない。

高次脳機能障害2

 入院して目が覚めたら、脳出血した後だった。徐々に変わるんじゃなくて、救急車の前と後で一変した。どう変わったのかわかりやすいことが多々ある。右目1/4視野欠損がいろんなことに影響を及ぼしている。右脚でケンケン出来ないのも大きい。横浜と転院した大阪で知能指数検査を受けた。作業動作はほとんど上がらず仕舞いだった。自転車で右に曲がりにくかったり、失算するのも、そりゃそうだとわかる。利き足や右目がやられるとやられ具合に応じて影響がでる。動作が遅くなったのもわかる。

f:id:Koji3776:20240330071015j:image

高次脳機能障害1

 救急車で運ばれて2年。退院して一年半。職場復帰して半年経った。目が覚めて起きて歩いた時は右へ右へ勝手に寄って行った。漢字は写せなかった。ヘンテコな、この世に無い独創的な漢字を書いていた。それが面白くて笑っていた。今も面白いのは変わらない。

 心臓弁膜症で知らないうちに、しんどくなっていた。悪い血が身体に飛んだ。脳出血もした。病気と、ひとくくりにしているけど、打ちどころ?出血しどころによって予後は様々。高次脳機能障害も様々だと思う。私は打ちどころが良かった。